朝晩がだいぶ冷え込むようになりましたね。白湯を飲むようにしています野村です。
気温の低下で寝違えや、急な腰痛が増えています。気を付けましょう!
本日は腰痛の症例を一つ。
スポーツジムにて、減量が目的でパーソナルトレーニングを受けている。
主にバーベルを用いたスクワットやデッドリフト、ベンチプレス等を行っている。最近、スクワットをしている最中に違和感を感じ、次第に痛みが強くなり来院。
肩の高さに差があり、右肩が下がっている。うつ伏せで骨盤をチェック。右の仙腸関節に歪みがあり、上から圧をかけるとそこです!と言います。
まずは右仙腸関節に動きを付けます。そこに直接炎症が起きているため、優しく操作します。そこをテーピングで保護します。炎症が起きている時は、すり傷、切り傷と同じように筋肉や関節組織にも傷がある状態です。炎症のピークは2~3日です。3度の施術でほぼ痛み消失。
背骨の両脇にある脊柱起立筋にも緊張が強く見られたため、スクワットとデッドリフトのフォームをチェックしたところ、腰を反り過ぎでした。反りが強くなることで関節に負担がかかることは勿論ですが、図にある筋群の緊張を強めてしまうフォームでした。これが、仙腸関節の動きをロックして悪くしていたんですね。
運動することは大変いいことですが、歪みをなくし、さらに正しいフォームで行いたいものですね。