だいぶ肌寒くなってきましたね。中野レンガ坂整骨院の野村です。
今日は症例を1つ。20代男性、背中と胸の痛み、腕の痛みを訴えて来院。普段は食材をさばく仕事をしている。
右手で包丁を扱い、さばく作業を続けていたところ背中が痛み出し、力を使うため腕も痛み、そのうち胸骨(胸の真ん中にあるネクタイ上の骨)まで痛くなる。仕事ができないくらいになり、近くの整体に行くも良くならず。そんな時に当院を見つけ、来院されました。
まず体のチェック。見るからに右肩が下がっています。筋肉が硬いのはもちろん、歪みが強そう。
うつ伏せになってもらい、骨盤をみると大きく右側が歪んでいます。右の腸腰筋の緊張が強く、それに引っ張られるように上半身も右倒れに。
筋肉をほぐそうとすると、痛みが強かったため軽めに緊張を取ります。そして骨盤を矯正。右の肋骨の盛り上がりが強いため、それを抑えるようにリズミカルに押圧。
次は仰向けです。土台の骨盤の傾きが強かったため、頚椎も歪みが強く、首筋もガチガチ。筋肉をほぐしてから頚椎の矯正をします。その瞬間、だいぶ肩が柔らかく。さらに内巻きになっている肩を開くように矯正。そして腕をストレッチ。背中がだいぶ楽に。
仕上げに肩甲骨と肩甲骨との間にある胸椎4、5番を矯正します。すると胸の痛みはほぼ消失した模様。
こんなになるまでよく放っておいたなという印象です。
他の整体で良くなるまで15万かかると言われたそうですが、1度の施術でかなりの症状が取れて本人は大変満足されたようでした。
やはり、上半身の症状には上部頚椎、上部胸椎の施術が効果的だと実感します。肋骨が歪んで硬くなると、胸の痛みや肋間神経痛など様々な症状につながります。呼吸も浅くなり、首筋も硬くなっていたんですね。
骨盤は建物でいう土台です。ここの矯正は言うまでもないですね。
仕事が出来なくなるまで我慢せず、早めにご相談ください。