昨夜の台風24号で、なかなか寝付けなかった野村です。
関東ではなかなか経験したことのないような強風でしたね。家が揺れて、ガラスも割れるかと思いました!
さて、今日は踵の痛みについてお話したいと思います。
皆さんがよくご存じのアキレス腱は、踵(かかと)の骨に付着しています。
例えばたくさん歩いたり走ったりすると、図にあるように滑液包という摩擦を軽減するクッションに炎症を起こすことがあります。
そして、腱は骨に根付くように付いているため、ふくらはぎの筋肉が繰り返し、あるいは強く収縮した際に骨が引っ張られて痛くなります。例えば、地面から草を引き抜くとき、土が一緒に盛り上がるようについてきますよね。
同様に骨の表面が盛り上がり、レントゲンで見ると骨棘というトゲが出来てしまう場合もあります。このケースではふくらはぎの筋肉がパンパンに張っていることが多いです。
それから、かかとの骨が地面に当たる部分に骨棘が出来てしまうケースもあります。偏平足の人や、足の裏の筋肉、腱膜が硬い人に多く見られます。
これは朝起きて、最初の一歩がとても痛いです!
上記に加えて、まっすぐ立った時にかかとが外に倒れてしまう場合や、内側に倒れてしまう場合、症状を引き起こす可能性が高くなります。
なかなか自分の足を後ろからじっくり見ることはないと思うのですが、誰かに写真などを取ってもらうといいかもしれませんね。
日本人の足は、幅広と思われがちですが、意外とそうではなく、かかとの骨も小さい傾向にあります。
ですから、靴を選ぶ際はヒールカップという、かかとを安定させる部分がしっかりしたものを選んだり、足の甲をしっかり左右から包んでくれるものを選びたいですね。
それから、膝、股関節、骨盤などのバランスを無視できません。骨盤から地面に真っすぐ着ける脚でなくてはなりません。そういったところもチェックしなくてはなりません。
状態は一人一人違ってきますので、痛みが出ている人はすぐにでも当院にご相談下さい。違和感を感じている人も、早めの対策がとても大切です。これからマラソンのシーズンにもなってきます。お気軽にご相談ください!